BYDの日本法人であるBYD Auto Japan株式会社は2023年1月31日から電気自動車ミドルサイズSUV「BYD ATTO3(ビーワイディーアットスリー)」を販売開始する。
気になる販売価格や発売日、試乗会などを見ていこう。
販売開始に合わせて、順次正規ディーラーを全国各地にオープンさせる。オープン準備期間は全国20箇所で開業準備室が開かれる。商談や試乗ができるという。
2月以降さらに12店舗の開業準備室がオープン予定だ。2023年2月2日には1号店となる「BYD AUTO 東名横浜」が、2月23日は2号店「BYD AUTO 堺」がオープンする。
2025年度までには、全国100箇所以上のディーラーを作ることを目標とし、店舗では専門教育を受けた整備士が点検や整備、車検などを請け負う。各店舗には50kW級の急速充電器が設置される予定だ。
BYD ATTO3とは
BYD ATTO3は流れるようなデザインでスポーティーな見た目が特徴だ。2022年2月に中国で販売開始した。オーストラリアやタイ、ドイツ、フランスなどで販売され、累計販売台数は20万台を越える。
BYDが2021年に発表した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池の「ブレードバッテリー」
を搭載する。高い安全性で優れた航続性能、強度、長寿命が特徴だ。
EV 専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用し、満充電で485キロメートルの航続距離(WLTCモード) を誇る。フラットな床面によって広い車内空間と440リットルの荷室容量を備える。
ADAS(先進運転支援システム)も充実され、予測緊急ブレーキシステムやアラウンドビューシステム、ブラインドスポットインフォメーションなどが装備される。
新車販売価格は、全国メーカー希望小売価格で440万円になるという。
主要諸元
駆動方式 | FWD |
車両重量 | 1,750キログラム |
全長/全幅/全高 | 4,455/1,875/1,615 ミリメートル |
ホイールベース | 2,720ミリメートル |
乗車定員 | 5 |
モーター出力/トルク | 150kW/310N.m |
電池容量 | 58.56kWh |
航続距離(WLTC値自社調べ) | 485km |
全国メーカー希望小売価格(消費税込み) | 440万円 |
BYDに乗れるチャンス!
2023年2月10日〜12日に開催される、第26回 大阪オートメッセ2023にてBYD ATTO 3をいち早く知れる体験イベントがインテックス大阪駐車場内に設置される特設コースで実施される。試乗枠が用意されるので要チェックだ。
・試乗枠:
2月10日(金)13時〜17時、12枠×2台分(20分/枠)
2月11日(土)10時〜17時、16枠×2台分(20分/枠)
2月12日(日)10時〜14時、12枠×2台分(20分/枠)
BYDとは
1995年に中国・深圳で創業したBYDは、ITエレクトロニクスや自動車、新エネルギー、都市モビリティの領域で事業をグローバルに展開している企業だ。
バッテリーメーカーとして創業した背景から、電気自動車のコアとなるバッテリーやモーターなどの技術を自社開発、製造している。
特に、自動車事業においては、世界70を越える国と地域で電気自動車を展開し、中国国内では9年連続で「Global EV Outlook 2020」によるとNEV販売台数第1位となり、2022年1~11月には電気自動車販売台数世界1位に輝いた。
そして日本で展開されるBYD Auto Japan株式会社は日本法人ビーワイディージャパン株式会社の100%出資子会社として設立された。