マックス・フェルスタッペンが2021年F1シリーズ大激戦を制したチャンピオンマシン「RB16B」が日本の街中を爆走した。
ハイブリッドシステムが搭載されたF1マシンがレース以外の場で動画撮影プロジェクトに使用されるのは史上初のことだ。
リアウイングとボディ部分に「ありがとう」の文字が入った日本GP専用スペシャルリバリーが施されたF1マシンが静岡県富士市と長崎県大村市で道路を完全封鎖しデモランを行った。
新幹線とコラボ走行
日本が誇る新幹線の中で、日本一運行距離が短い西九州新幹線と日本一の利用者数を誇る東海道新幹線とF1マシンのコラボが実現した。
撮影スタッフによると、限られた区間で撮影のため新幹線とF1の走行タイミングを合わせるのに苦労したという。
容赦なく駆け抜ける新幹線に発進から加速、停止まで完璧なタイミングで合わせないと新幹線とのコラボ映像は撮ることができない。
今回は県と市、地元警察、地域住民、ボランティアなどの全面協力の元、約2キロメートル区間を完全封鎖しデモランが行われ成功に終わった。
普段サーキット場でしか味わえない、F1サウンドに集まった人は耳を傾けた。