2024年2月19日の気になる自動車ニュース

プジョーが「ChatGPT」を車載化…2024年後半から「i-CockPit」に装備

プジョーは、人工知能(AI)技術「ChatGPT」を自動車に搭載すると発表した。2024年後半から順次、乗用車と商用車の全車種に設定する予定だ。まずは、日本、欧州、米国、中国、オーストラリアの5つの市場で展開する計画だという。

「ChatGPT」は、自然言語処理(NLP)の分野で注目されている技術だ。大量のテキストデータを学習し、人間と自然な会話ができるようになるという。プジョーは、この技術を自動車のインフォテインメントシステム「i-CockPit」に組み込むことで、ドライバーや乗客とのコミュニケーションを向上させるとしている。

「i-CockPit」は、プジョーの最新の車載システムで、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイ、タッチスクリーン、コンパクトステアリングホイールなどを備えている。これに「ChatGPT」を加えることで、音声やタッチで自動車の機能を操作したり、ナビゲーションや音楽などの情報を提供したりできるようになるという。

プジョーは、「次世代のコネクテッドカーの体験を提供する」とアピールし、ドライバーや乗客は、自動車との会話を通じて、快適で楽しいカーライフを送ることができるようになると期待される。

プジョーは「ChatGPT」を車載化することで、自動車と人間の関係を変革しようとしている。この技術は、自動車業界におけるAIの活用の一例であり、今後もさまざまなイノベーションが起こる可能性がある。

2024年はトヨタ『ランドクルーザー』の年⁉

2024年はトヨタ『ランドクルーザー』の年になるかもしれない。昨年は『ランドクルーザー70』の改良新型が投入され、今年前半には『ランドクルーザー250』(旧『ランドクルーザープラド』)の発売が予定されている「ランドクルーザーファミリー」であるが、年内に更なる一車種が公開される可能性があるという。

それは、トヨタのフラッグシップSUVである『ランドクルーザー300』の後継モデルだ。このモデルは、2020年にフルモデルチェンジされたばかりであるが、すでに次期型の開発が進められているとの噂がある。その理由は、新プラットフォーム「TNGA-F」の改良版「TNGA-F2」が開発されているからという。

「TNGA-F2」は、「TNGA-F」に比べて、軽量化や剛性向上、走行性能の改善などが見込まれる。また、パワートレインも刷新されるとされ、現行の『ランドクルーザー300』は、3.5リットルV6ツインターボエンジンと10速ATの組み合わせであるが、次期型では、4.0リットルV8ツインターボエンジンと8速DCTの組み合わせになるとの情報がある。これにより、パワーとトルクが大幅に向上すると予想される。

さらに、ハイブリッドやプラグインハイブリッドのラインナップも予想される。トヨタは、2025年までに全車種に電動化モデルを用意するという目標を掲げており、『ランドクルーザー300』もその対象になると考えられる。ハイブリッドやプラグインハイブリッドの採用により、燃費や環境性能が向上するとともに、電動4WDシステムによる走破性の強化も期待できる。

『ランドクルーザー300』の次期型が2024年内に発表されるかもしれない。このモデルは、新プラットフォームや新エンジン、新電動化技術を採用することで、『ランドクルーザー』の伝統と革新を両立させることになるだろう。

スズキ『ジムニー5ドア』をインドネシアで発売 約450万円、インドなどに続き4か国目

スズキは、2024年2月17日にインドネシアで『ジムニー5ドア』を発売したと発表した。ジムニー5ドアは、日本では未発売のロングホイールベースのジムニーで、インド、メキシコ、コロンビアに続き、4か国目の市場となる。

ジムニーのホイールベースを300mm延長し、後席の居住性と荷室の容量を向上させたモデルだ。インドネシアでは、1.5Lガソリンエンジンと5速MTまたは4速ATの組み合わせの2グレードが用意される。車両価格は、日本円で約450万円から約500万円に相当する。

スズキは、ジムニー5ドアの需要が高いと見込んでおり、インドネシアでは年間1万台の販売を目指すとしている。

世界100か国以上で販売されており、2023年度の生産台数は約10万台だった。スズキは、ジムニーの生産能力を拡大するために、インドのグジャラート工場でも生産を開始する予定だ。

ではジムニー5ドアは、日本で発売されるのだろうか。多くのファンが待ち望んでいることだろう。日本での発売時期については明らかにしていない。しかし、インドネシアでの発売は、日本への導入に向けた一歩となるかもしれない。

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