2022年度の世界で人気の車体色は何色に？リセールバリューにも影響する

世界中に向けて、多種多様な高性能塗料や輸送用塗料を開発・製造・販売している米アクサルタコーティングシステムズが、2023年1月に第70回世界自動車人気色調査報告書を発表した。

2022年度の世界で人気の高い車体色は何色になったのか。

1953年から毎年発表されている人気色調査報告書は、自動車業界で最も歴史があり自動車メーカーの車体色決定の参考にもされている。

定番色が人気

最も人気が高い色味は「ホワイト」であると報告書に記載がある。全体の34％で内訳はパールホワイトが14％、ソリッドホワイトが20％だ。続いてブラックが21％、グレーが19％と続く。有彩色はブルーが8％、レッド5％、グリーン1％となる。

全体で見ると、82％の車両がホワイトやブラック、グレー、シルバーの色だという。

国内ではホワイトが一番人気で38％を占める。内訳はパールホワイトが14％、ソリッドホワイトが20％で、他国と比べるとパールホワイトの占める割合が高い。ブラックは18％、シルバー10％、ブルー9％、グレー7％、レッド5％と続く。

世界的に見てもホワイト系が人気が高いことから、リセールバリューを狙うならホワイト一択になるのではないか。

アクサルタコーティングシステムズのロバート・シュネル氏は「車体で最も人気のあるホワイト色は、1950年代のホワイト色のバリエーションより明るく、干渉色のフレークによって輝きを放っている」と述べた。

地域・国別の人気車体色ランキング

国や地域別に人気の車体色を表にまとめた。全体的にホワイト系が人気があるがヨーロッパではグレーが1位でホワイトは3位という結果だ。