フォルクスワーゲンの新型「パサート 2024年モデル」が遂に登場!注目の進化ポイントや価格帯、安全性を重視した最新技術、そしてドライビング体験を一新する新機能について深掘り解説しています。この記事では、ファミリー層やビジネスマンにぴったりのこのモデルの魅力を詳しく紹介。次世代のパサートがどのように日常を変えるか、ぜひチェックしてください!
新型パサートとは?その注目ポイント
9代目となったパサート、その背景とは
フォルクスワーゲンのロングセラーモデル「パサート」は、2023年に大きなモデルチェンジを迎え、9代目として進化しました。このモデルは1973年の初代発売以来、50年以上にわたりミッドサイズクラスでの信頼性と性能の高さを示してきました。これまでに累計3400万台以上が販売され、フォルクスワーゲンの「ビートル」を超える大成功を収めています。
特にヨーロッパ市場では、ミッドサイズクラスのベストセラーカーとしての地位を確立しており、その実績は「安定のパサート」として高い名声を持っています。
ワゴン専用モデルへ進化した理由
9代目モデルから「パサート ヴァリアント」として登場する新型パサートは、これまでのセダンモデルから完全にワゴン専用モデルへシフトしました。
この大きな進化の背景には、ヨーロッパ市場におけるワゴンタイプの人気の高さがあります。より高い実用性を求めるユーザーのニーズに応える形で、ワゴン専用にする戦略を選択しました。また、広大なラゲッジスペースや快適性を兼ね備えた車両として、ワゴン専用モデルの新境地を目指しています。
新型パサートのボディサイズとデザインの特徴
新しいボディサイズとデザイン要素を特徴としています。欧州仕様では全長4917mm、全幅1849mm、全高1506mmと、先代モデルよりも大幅に拡大されています。
ホイールベースも2842mmと50mm延長され、室内空間の広がりに貢献しました。エクステリアデザインは先進的かつ洗練されており、力強さと美しさを両立したスタイルとなっています。
次世代シャシー採用による走行性能の向上
次世代の「MQBエボアーキテクチャ」が採用され、これにより走行性能が大幅に向上しました。さらに、「DCC Pro」と呼ばれるシャシー制御システムを搭載。これにより、路面の状況に応じてサスペンションの特性が最適化され、快適性と安全性が強化されています。
また、電子制御ディファレンシャルロック「XDS」との協調制御により、コーナリング性能も向上しており、ドライバーに高い安心感を提供します。
Dセグメントの枠を超えたラグジュアリーな仕様
ミッドサイズクラスでありながらラグジュアリーな仕様を備えています。最大12.9インチのタッチディスプレイを採用した最新のインフォテインメントシステムや、運転席・助手席に標準装備されたリラクゼーション機能付きシートが、快適なドライブ体験を実現します。
また、電動パノラマスライディングルーフ(オプション)や広がった室内空間により、上質な空間作りにも成功しています。このように、新型パサートはDセグメントの枠を超え、プレミアム感溢れる車両へと進化しました。
搭載されたパワートレインとその選択肢
ガソリンターボエンジンの魅力
多様なパワートレインが用意されていますが、その中でも注目したいのがガソリンターボエンジンモデルです。このモデルには、1.5L eTSIマイルドハイブリッドが搭載されており、150馬力と250Nmの最大トルクを発揮します。
効率的な燃焼技術を採用し、17.4km/Lという優れた燃費性能を実現。高い走行性能と低燃費を両立し、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応可能です。
環境に配慮したプラグインハイブリッドの導入
環境性能を重視する方には、プラグインハイブリッドモデル「eHybrid」が最適です。プラグインハイブリッドは、19.7kWhという大容量バッテリーを採用しており、欧州計測値で120km超のEV走行が可能です。
また、204PS(150kW)を発揮するシステム出力により、スムーズで力強い加速を楽しむことができます。この先進的なドライブトレインは、電動化の進む自動車市場においても競争力を発揮すると言えるでしょう。
日本国内で利用可能な多様なグレード
日本国内では、多様なニーズに応えるため、複数のグレード構成が提供される予定です。1.5L eTSIマイルドハイブリッドモデルとプラグインハイブリッドモデルに加え、一部では2.0L TDIクリーンディーゼルモデルの導入も期待されています。それぞれのグレードには、快適性や先進安全装備が魅力的に盛り込まれており、新型パサート ヴァリアントはビジネスユーザーからファミリーユーザーまで幅広い層に支持されることでしょう。
PHEV「eハイブリッド」の充電と航続性能
プラグインハイブリッド「eHybrid」のバッテリー充電は、家庭用コンセントや公共の充電スタンドを使用することで手軽に行えます。19.7kWhの大容量バッテリーにより、都市部でのEVモード走行がメインとなる使用スタイルでも問題なく利用可能です。
また、電動走行120km超(WLTCモード)を実現しており、通勤・買い物などの日常的な移動はもちろん、週末のレジャーにも十分対応する高い実用性が魅力です。
快適なインテリアと最新テクノロジー
広大な荷室スペースで実現する多目的性
今回のフルモデルチェンジによって大幅にラゲッジ容量が拡大しています。通常時の荷室容量は690Lに達し、後席を倒すことで最大1920Lもの広大なスペースを確保できます。
これは、先代モデルと比較して140L増加しており、家族旅行やアウトドアアクティビティに最適です。このラゲッジの多目的性は、ユーザーの生活スタイルに柔軟に対応できる点で大きな魅力といえるでしょう。
進化したインフォテインメントシステム
インテリアでは、最新のデジタル技術が取り入れられています。特に新世代デジタルコックピットの導入により、操作性と視認性が向上しています。
センターコンソールには最大12.9インチのタッチディスプレイが搭載されており、ナビゲーションやエンターテインメント機能に直感的にアクセスが可能です。この進化したインフォテインメントシステムは、ドライバーと乗員に快適で便利なドライブ体験を提供します。
「DCC Pro」やXDSによる走行安全性
「DCC Pro」と呼ばれる最新のダイナミックシャシーコントロールを搭載しています。これにより、走行中に車両の姿勢や安定性を細かく調整でき、快適な乗り心地を確保します。また、電子制御ディファレンシャルロック(XDS)との協調制御によって、コーナリング時の安定性やトラクション性能も向上しています。
これらの技術は、日常の運転から高速道路での長距離移動まで、安心してドライブを楽しむことができる高い安全性を実現しています。
プラットフォームの変更で広がった室内空間
フォルクスワーゲンの最新プラットフォーム「MQBエボアーキテクチャ」が採用されました。この新しいプラットフォームにより、ホイールベースが50mm拡大し、車内空間のさらなる広がりを実現しています。特に後部座席の足元スペースが余裕を持って確保されており、長時間の移動でも快適に過ごすことが可能です。この広々とした室内空間は、家族での利用やビジネスシーンでも高い満足感を与えてくれるでしょう。
新型パサートの価格や販売情報
日本国内購入者向けの価格設定
グレード名 | 排気量 | シフト | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
eTSI エレガンスベーシック | 1497cc | 7AT | FF | 17.4km/l | 5,248,000円 |
eTSI エレガンス | 1497cc | 7AT | FF | 17.4km/l | 5,530,000円 |
eTSI Rライン | 1497cc | 7AT | FF | 17.4km/l | 5,764,000円 |
eハイブリッドエレガンス | 1497cc | 6AT | FF | 18km/l | 6,559,000円 |
eハイブリッド Rライン | 1497cc | 6AT | FF | 18km/l | 6,794,000円 |
TDI 4モーション エレガンス | 1968cc | 7AT | フルタイム 4WD | 16.4km/l | 6,224,000円 |
TDI 4モーション Rライン | 1968cc | 7AT | フルタイム 4WD | 16.4km/l | 6,458,000円 |
予約開始と発売日程について
新型パサートの日本市場への導入に関しては、2024年7月3日に公式発表が行われ、同年9月から予約注文が開始されました。また、初回のデリバリーは2024年11月を予定しており、購入を検討している方は早期に予約を行うことでいち早く新型車を手に入れることが可能です。
特に新型モデルチェンジに伴い注目度の高まるパサートですので、予約状況によっては納期の長期化も考えられます。
競合モデルと比較した価格の優位性
その完成度と価格のバランスの良さで、Dセグメントの競合車種と比較しても高いコストパフォーマンスを実現しています。同クラスの人気車種であるトヨタ「カムリ」やホンダ「アコード」と比較しても、ラグジュアリーなデザインや最新技術の搭載、環境性能の高さが際立っています。
特に、9代目として新設計されたプラットフォーム「MQBエボアーキテクチャ」の採用に加え、充実したパワートレインの選択肢が、消費者にとって大きなアピールポイントとなるでしょう。